事業として続ける
バーチャルオフィスとは?住所を出したくないときの選択肢
このページの結論
事業用の住所を借りる仕組みです。表示や登記に使える場合がありますが、連絡が取れる状態にしておく必要があり、借りれば身元を隠せるというものではありません。
お読みください: 利用できるかは事業者の条件や業種によって変わります。
バーチャルオフィスとは
作業スペースそのものではなく、住所や郵便の受け取りといった機能を借りるサービスです。 実際に机や部屋を使うわけではなく、事業用の住所として使える点が中心になります。
料金は月額制です。住所の利用だけのプランがいちばん安く、住所利用のみのプランで 月額千円に満たない事業者もあります。例えばGMOオフィスサポートは 住所利用のみのプランが月額660円、レゾナンスは 法人登記もできるプランが月額990円からです。郵便物の転送や電話番号の貸与が付くと、 その分だけ料金は上がります。検討するときは、候補の事業者の料金ページで、 住所利用のみのプランの月額から確認してください。
| 自宅の住所 | バーチャルオフィス | |
|---|---|---|
| 公開される住所 | 自宅 | 借りた住所 |
| 費用 | かからない | 月額の料金がかかる |
| 郵便物 | 直接届く | 転送や保管のプランによる |
| 法人登記 | 使えることが多い | 事業者と業種による |
| 連絡が取れる状態にする義務(特定商取引法) | ある | ある(変わらない) |
表示や登記に使えるのか
自分で商品を売る場合、特定商取引法の表示として住所を示す場面があります。 バーチャルオフィスの住所をここに使うことは可能とされています。 条件は、その住所あてに買った人が郵便や連絡で問い合わせたときに、対応できることです。
郵便物が届かない、連絡しても反応がない、という状態では、表示している意味がありません。 郵便物の転送が付いているプランを選ぶかどうかは、ここに関わってきます。
法人の登記に使えるかどうかは、利用する事業者によって扱いが違います。 また、営業に国や自治体の許可( 許認可 )が必要な業種では、 その許可の条件として、バーチャルオフィスの住所が認められない場合があります。 契約する前に、事業者に確認するのが確実です。
選ぶときに見る点
- 郵便物の扱い。転送されるのか、保管だけなのか、転送の頻度と費用はどうか。 問い合わせへの対応を考えると、ここは重要です。
- 法人登記に使えるか。将来法人化を考えている場合、 あとから住所を変えると変更の手続きが必要になります。
- 同じ住所を多くの利用者が使っている場合があります。 検索したときに他の事業者が出てくることを、許容できるかどうか。
- 解約の条件。契約期間の縛りや、解約時の住所変更の手間を確認しておきます。
よくある質問
アフィリエイトだけをしている場合も必要ですか?
紹介する側は売り手ではないため、通信販売としての住所の表示義務は生じません。必要になるのは、自分で商品を売る場合です。
料金はどのくらいですか?
住所の利用のみのプランがいちばん安く、月額千円に満たない事業者もあります。郵便転送や電話番号が付くと料金は上がります。事業者によって金額が大きく違うため、候補の事業者の料金ページで確認してください。
借りた住所に行くことはできますか?
プランによります。作業スペースの利用が含まれるものと、住所の利用だけのものがあります。
自宅の住所を出さない方法は他にありませんか?
自分で直接販売する形をとらず、プラットフォームを経由する方法があります。表示の扱いは運営元の仕組みによるため、利用規約を確認してください。
出典
- 表示すべき住所の考え方: 消費者庁「通信販売広告Q&A」
2026年8月時点の情報です。