はじめに
副業としての個人開発とは?時間を売る働き方との違い
このページの結論
時間を売る副業は働いた分だけ収入になり、個人開発は作ったものが残って後からも収入になりえます。その代わり、最初のうちは収入が出ない期間があります。
2種類の副業
副業は、収入の発生の仕方で大きく2つに分けられます。 働いた時間に応じて収入になるものと、作ったものが残って後から収入になりうるものです。
| 時間を売る副業 | 個人開発 | |
|---|---|---|
| 収入の発生 | 働いた時間に対して | 作ったものが使われたときに |
| 働くのをやめたら | そこで止まる | 残っていれば収入が続くことがある |
| 始めた月の収入 | 初月から出る | 出ないことが多い |
| 時間あたりの効率 | 最初から一定 | 最初は低く、後から変わりうる |
| 積み上がるもの | 基本的に残らない | 作ったものと、身についた作り方 |
| 失敗したときに失うもの | 働いた時間 | 使った時間と、サーバー代などの実費 |
どちらが優れているという話ではありません。 確実にいくら欲しいという目的にはフロー型が向いていますし、 個人開発は時間をかけても収入にならないことがあります。 違うのは、時間の使い方が後に残るかどうかです。
ハルが話していたような単発のアルバイトは、シェアフルのような アプリを使って、当日でも応募できるものがあります。個人開発の収入が出るまでの間、 生活の土台を保つ手段の一つとして組み合わせられます。
収入が出るまでの時間差
ストック型でいちばん効いてくるのが、この時間差です。 作っている間は収入がなく、公開してからも、見つけてもらえるまでに時間がかかります。
- 01 作る 収入は出ない
- 02 公開する まだ誰も知らない
- 03 見つけてもらう ここに時間がかかる
- 04 収入になる 広告や有料販売など
止まりやすいのは3つ目です。公開したのに反応がない期間をどう過ごすかが続くかどうかを分けます。
収入の形には広告・販売・月額の利用料などがあり、収益化の方法のページで扱います。
この期間があるので、始めてすぐの成果を基準にすると続きません。 最初のうちは、収入ではなく「作って公開したものの数」を目安にする方が、判断を誤りにくくなります。 短いブログ記事でも小さな道具でも、人が触れる場所に置けたら1つと数えます。
本業がある人の始め方
使える時間が限られている場合、順番を間違えると最初の1つが完成しません。 公開までが短いものから始めて、一度出しきる経験を作るのが遠回りにならない進め方です。
- 審査のない形から始める。 iPhoneやAndroidのアプリは、AppleやGoogleのストアに提出して審査を通らないと公開できません。 ブログやWebサービスのようにブラウザで見る形なら、準備ができた時点で自分の判断で出せます。 形ごとの違いは何が作れるのかにまとめています。
- 小さく作って公開する。 完成度を上げてから出そうとすると、出さないまま終わります。 動く状態で出して、後から直す方が続きます。
- お金のかかる判断を後ろに回す。 無料の範囲で始められるサービスが多くあります。 月額の契約や登録料は、続けると決めてからで間に合います。
会社との関係で確認しておくこと
副業を始める前に、勤務先の就業規則を確認してください。 副業の扱いは会社によって違い、禁止しているところ、届け出や申請を求めるところ、 特に定めのないところがあります。
申請が必要な場合、後から知られるより、先に出しておく方が問題になりにくいはずです。 申請の要否や書き方は会社の規則によるので、就業規則か人事の窓口で確認するのが確実です。
公務員の場合は、法令で兼業が制限されています。会社員とは扱いが違うため、 所属先の規程を確認してください。
どこから読むか
- 何が作れるのか 形ごとの違いと、公開までのハードル。まずここで作る形を決める
- 個人開発とは なぜ今は組み合わせて作れるのか。生成AIで何が変わったのか
- 開発の流れ 作り始めてから公開するまでの工程の順番。形ごとにどこで条件が変わるか
- 開発環境 手元のパソコンに何を用意するのか。買い替えが要るのかどうか
- 借りるサービスの解説 サーバー・ドメイン・データベースなど、役割ごとの解説
- 収益化の方法 作ったもので収入を得る手段。紹介する側と売る側の違い
- 事業としての手続き 収入が出てから関わってくる申告や届け出
よくある質問
プログラミングの経験がなくても始められますか?
コードを書く部分はAIに任せられる範囲が広がっています。ただし、出てきたものが正しいかを判断する部分は残ります。まずは公開までが短い形から試すのが現実的です。
どのくらいの期間で収入が出ますか?
作るものと、見つけてもらえるかによって大きく変わります。出ない場合もあるため、期間を約束できる性質のものではありません。最初は収入以外の目安を置くことをすすめます。
今の副業をやめてから始めた方がいいですか?
個人開発は収入が出るまでに時間がかかるため、収入を止めてから移る進め方は負担が大きくなります。両方を並行しながら比重を変える方が無理がありません。
会社に申請しないまま始めても大丈夫ですか?
就業規則の定めによります。申請が必要とされている場合は、始める前に出しておく方が問題になりにくいはずです。規則の内容は勤務先で確認してください。
本業の知識やコードを使ってもいいですか?
勤務先との契約や規程で制限されていることがあります。業務で得た情報や成果物の扱いは、就業規則や秘密保持の定めを確認してください。
出典
- 確定申告が必要になる条件: 国税庁「給与所得者で確定申告が必要な人」
2026年8月時点の情報です。副業の可否や申請の要否は勤務先の就業規則によります。