サーバー
ConoHa VPSとは?料金と使い方をわかりやすく解説
自分で作ったアプリを、パソコンを閉じても動き続ける場所に置きたい。そのための借り物がVPSです。このページでは、レンタルサーバーとの違い、月にいくらかかるか、契約してから公開までに何をするかを順番に説明します。
このページの結論
- 一言でいうと
- 自分専用のパソコンを1台、ネット上に借りて動かしっぱなしにする仕組みです。
- かかるお金
- 2GBプランで月710円〜2,033円(契約の仕方で変わる/2026年8月時点)
- 向いている人
- サーバーを自分で操作しながら学びたい人。複数のアプリやサイトを1台にまとめて運用したい人。
- 向いていない人
- 設定やメンテナンスをすべて事業者に任せたい人。
サイトが表示されるまでに、何がどう繋がっているか
VPSの説明に入る前に、置かれている位置を先に見ておきます。 個人開発では、下の4つを別々のサービスから借りて組み合わせることが多く、VPSはその一番奥にあたります。
- 01 見に来た人 ブラウザで入力
- 02 ドメイン 1192.tokyo などの文字列
- 03 DNS どこに行けばいいかの案内
- 04 VPS アプリが動いている場所
見に来た人からアプリまで、アクセスが順に渡っていきます。このページで扱うのは『VPS』の部分です。
ConoHa VPSとは
VPS(Virtual Private Server)は、1台のサーバーを区切って、その一区画を自分専用として借りる形のサービスです。 管理者権限を持てるので、OSの設定からアプリの起動まで、中身を自分で決められます。 ConoHa VPSはGMOインターネットグループが提供しているVPSで、時間単位の課金からまとめ払いまで、契約方法を選べます。
| レンタルサーバー | VPS | |
|---|---|---|
| 借り方のイメージ | 家具も配線も済んだ部屋 | 壁と床だけの部屋 |
| 設定できる範囲 | 事業者が決めた範囲内 | OSから自分で決められる |
| 管理する人 | 事業者 | 自分 |
| 向いているもの | WordPressなどの決まったソフト | 自分で作ったアプリ |
| 手間 | 少ない | 多い |
選び方のコツ
- 契約方法で料金が大きく変わります。使った分だけ支払う時間課金と、まとめて前払いするプランでは、同じスペックでも月あたりの金額が違います。
- メモリは、アプリを「動かす」場面だけでなく「ビルドする」(公開用に変換する)場面でも使います。作業内容によって必要なメモリ量が変わります。
- 契約をやめるときの料金の止まり方は、事業者やプランによって扱いが違います。契約前に、サーバーを止めた状態でも料金が発生するかどうかを確認しておくと安心です。
契約方法をどちらにするか迷ったら
数か月単位でまず試してみたい人
時間課金(使った分だけ支払う契約)
長期間使うことが決まっている人
まとめ払いのプラン(月あたりの単価が下がる)
料金(2GBプラン・3コア・SSD 100GB)
このページでは、個人開発の1つ目のアプリを置く想定で、2GBプラン(メモリの量が2GBのプラン)を例にしています。 表の「まとめトク」は、ConoHaでの前払いプランの名前です。同じ1ヶ月でも、月末にまとめて請求される時間課金と、 先に払うまとめトクでは金額が違います。
| 時間課金(通常料金) | 3.7円/時 1ヶ月の料金の上限は2,033円 |
|---|---|
| まとめトク 1ヶ月 | 793円/月 初回契約時の金額 |
| まとめトク 12ヶ月 | 843円/月 初回契約時の金額。更新時は980円/月 |
| まとめトク 36ヶ月 | 710円/月 |
価格は2026年8月時点の公式サイトの情報です。最新の価格は公式サイトでご確認ください。
同じスペックでも、時間課金とまとめトク36ヶ月では月あたりの金額が約2.9倍違います。 たくさん使う前提でまとめて払うほど、月あたりが安くなる仕組みです。
使い方の手順
アカウントを作る
公式サイトからメールアドレスとパスワードを登録し、支払い方法を設定します。
迷いやすいところ: 本人確認や支払い方法の登録を先に済ませないと、サーバーを作成する画面に進めないことがあります。
契約の仕方を決める
使った分だけ支払う時間課金か、期間をまとめて前払いするプランかを選びます。
迷いやすいところ: まとめ払いは月あたりの単価が下がる代わりに前払いです。まだ続けるか決めていない段階なら、時間課金から始める考え方もあります。
スペックを選ぶ
メモリ・CPU・SSD容量を選びます。メモリはアプリを動かすときだけでなく、公開用のファイルを作る作業でも使います。
迷いやすいところ: メモリが小さいと、公開用ファイルを作る途中で処理が止まることがあります(この記事の後半のコラムに実例があります)。
OSを選んでサーバーを作る
入れるOS(Linuxなど)を選ぶと、サーバーが作られます。作成時に決めるrootパスワードは、あとで使うので控えておきます。
迷いやすいところ: rootパスワードは、サーバーの管理者としてログインするためのものです。この時点で決めた文字列を忘れると入れなくなります。
手元のパソコンからログインする(SSH)
SSH(自分のパソコンから、離れた場所にあるサーバーへログインして操作するための仕組み)を使ってサーバーの中に入ります。Windowsなら、スタートメニューで「PowerShell」と検索して開いた画面に、ConoHaの管理画面に表示される接続コマンドを貼り付けて実行します。Macなら、同じ役割をターミナル(文字を打ち込んでパソコンを操作する画面)が担います。
迷いやすいところ: つながらないときは、まずファイアウォールの設定でSSHの通信が許可されているかを見ます。ファイアウォールは、決めた通信だけを通す関所のような仕組みです。
アプリを置いて公開する
作ったアプリのファイルを、SSHと同じ接続を使ってサーバーへコピーします。ドメインを使う場合は、DNS側でこのサーバーを指すように設定します。
迷いやすいところ: まだ作るものが決まっていない段階なら、この手順は契約前に読むだけで大丈夫です。ドメインの設定はDNS側の作業なので、VPSの管理画面ではなくDNSサービス側で行います。反映まで時間がかかることがあります。
注意点
VPSは自由度が高い分、サーバーの状態を自分で把握しておく必要があります。特に、契約をやめるときの操作と、 ネットワークの設定を変えたときの影響は、事前に知っておくと防げるつまずきです。
よくある質問
VPSを使うのに、専門知識は必要ですか?
OSの基本的な操作(コマンドの入力など)に触れることになります。触れたことがない場合は、最初は戸惑う場面があるかもしれません。
料金はどのくらいかかりますか?
2GBプランの場合、時間課金で月額上限2,033円、まとめトク36ヶ月なら月710円です(2026年8月時点の公式サイトの価格)。
途中で解約できますか?
契約方法によって扱いが違います。時間課金は比較的柔軟ですが、まとめトクは前払いのプランです。契約前に解約時の条件を確認しておくと安心です。
まとめ
自分専用のパソコンを1台、ネット上に借りて動かしっぱなしにする仕組みです。
向いている人
サーバーを自分で操作しながら学びたい人。複数のアプリやサイトを1台にまとめて運用したい人。
向いていない人
設定やメンテナンスをすべて事業者に任せたい人。
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