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集客

YouTubeで個人開発の集客はできる?概要欄のリンクの条件とShortsの落とし穴

YouTubeは、作ったものの使い方を動かしながら見せられる場所です。ただし、動画からサイトへ送る道が複数あり、それぞれ必要な条件が違います。ここを混同したまま始めると、動画は伸びているのにリンクを置けない状態になります。このページでは、条件の違い、宣伝の作法、流入までの手順を説明します。

このページの結論

一言でいうと
サイトへの入口が複数あり、それぞれ別の条件が付いているチャネルです。どこから送るかを先に決めるところから始まります。
かかるお金
登録も投稿も無料です。代わりにかかるのは撮影と編集の時間で、この3つのチャネルの中ではいちばん重くなります。画面録画と声だけで作るなら機材の費用はかかりませんが、10分の動画に数時間かかることは珍しくありません。
向いている人
操作の手順や使い方を見せると価値が伝わるものを作っている人。1本に時間をかけられる人。
向いていない人
短い時間で数を出したい人。動画を作る時間を毎週取れない人。

YouTubeを集客の入口として見ると

YouTubeは、長い動画も短い動画も投稿できる場所です。集客の入口として見たときの特徴は、 使い方を実際に動かして見せられることと、動画が検索から後で見つかることです。 作ったツールの説明が文章では伝わりにくい場合、ここが向く場面があります。

一方で、サイトへ送る部分は他のSNSより込み入っています。 リンクを置ける場所が複数あり、必要な条件がそれぞれ違うためです。 次の節で、そこを分けて説明します。

リンクを置ける場所と、必要な条件は別々

ここを混同している解説が多いところです。YouTubeで外部サイトへリンクする方法は主に3つあり、 それぞれ別の条件が付いています。

  • チャンネルページのリンク: 誰でも設定できます。チャンネルページには最大14個まで表示できます。
  • 動画の概要欄のリンク: 「高度な機能」の認証が必要です。
  • 動画内のカード・終了画面からのリンク: YouTubeパートナープログラム(YPP)への参加が必要です。
ことば 高度な機能(Advanced features) アカウントの信頼性を確認したうえで開放される機能のまとまりです。 利用するには電話番号での認証に加えて、十分なチャンネル履歴の蓄積か、本人確認(身分証か動画による確認)の どちらかが要ります。概要欄の外部リンクはここに含まれます。
ことば YouTubeパートナープログラム(YPP) 収益化のための制度で、参加すると動画内のカードや終了画面から外部サイトへリンクできるようになります。 「高度な機能」とは別の仕組みで、参加には後述の登録者数と再生時間の条件があります。
概要欄のリンクと、動画内のリンクで必要な条件
概要欄のリンク カード・終了画面
どこに出るか 動画の説明文の中 動画の再生中と、再生し終わったあとの画面
必要な条件 「高度な機能」の認証 YouTubeパートナープログラムへの参加
条件の中身 電話番号認証に加えて、十分なチャンネル履歴の蓄積か本人確認のどちらか 登録者数と再生時間(またはShortsの視聴回数)の条件を満たすこと
これがないとき チャンネルページのリンクへ案内する 概要欄かチャンネルページのリンクへ案内する

始めたばかりの段階で確実に使えるのは、チャンネルページのリンクです。 ここは誰でも設定できるので、動画を出す前に整えておくと、 概要欄が使えるようになるまでの間も行き先を用意できます。

YPPの参加条件

動画内のカードや終了画面からリンクしたい場合に関わってくる条件です。 公式には、次のどちらかを満たすこととされています。

  • チャンネル登録者1,000人 + 過去12か月で有効な公開動画の総再生時間4,000時間
  • チャンネル登録者1,000人 + 過去90日間で有効な公開Shortsの視聴回数1,000万回

あわせて、次の条件もあります。

  • コミュニティガイドライン違反の警告を受けていないこと
  • アカウントに2段階認証を設定していること
  • 住んでいる国や地域がYPPの提供対象であること

副業として週末に動画を作る形だと、この条件に届くまでにはかなりの期間がかかります。 最初からここを前提にせず、チャンネルページのリンクと概要欄のリンクで組み立てるほうが現実的です。

Shortsの落とし穴

短い動画のほうが作る時間は短く済むので、Shortsから始めたくなります。 ただし、Shortsの概要欄に書いたURLはクリックできません。 2023年にスパム対策として変更されたもので、長編動画の概要欄とは扱いが違います。

ここを知らずにShortsで数を出すと、再生回数は伸びているのに行き先がない状態になります。 Shortsを中心にする場合、実際の導線はチャンネルページのリンクになります。

長編動画とShortsで、リンクの扱いがどう違うか
長編動画 Shorts
概要欄のURL クリックできる(「高度な機能」の認証が前提) クリックできない
終了画面 使える(YPPへの参加が前提) 使えない
ハッシュタグやメンション クリックできる クリックできる
実際の導線 概要欄のリンク チャンネルページのリンク
1本にかかる時間 長い 短い
Shortsを見た人が、自分のサイトにたどり着くまで
  1. 01 Shortsを見る 短い動画が連続で表示
  2. 02 チャンネルを開く 概要欄のURLは押せない
  3. 03 リンクを踏む チャンネルページに最大14個
  4. 04 自分のサイト 訪問

Shortsの場合、概要欄を飛ばしてチャンネルページ経由になります。動画の中で「チャンネルから見られます」と案内していないと、この道に気づいてもらえません。

ハル
ハル 聞く人 概要欄にURLを書けばいい、と思っていました。条件が2つに分かれているのが、まだ整理できません。
ヤドカリ先生
ヤドカリ先生 答える人 分けて覚えるとすっきりします。概要欄のリンクは「高度な機能」、 動画の中に出てくるカードや終了画面は「YPP」です。別の仕組みなので、 片方の条件を満たしても、もう片方は使えないままということが起きます。
ハル
ハル 聞く人 ということは、登録者が1,000人いなくても、概要欄のリンクは使える可能性があるということですか?
ヤドカリ先生
ヤドカリ先生 答える人 その通りです。概要欄のほうは登録者数ではなく、電話番号の認証と、 チャンネル履歴の蓄積か本人確認で開きます。私は最初、この2つを一緒にして考えていて、 「1,000人までは何もできない」と思い込んで数か月止まっていました。
ハル
ハル 聞く人 Shortsのほうが作る時間は短くて済みそうですが、そちらは概要欄が使えないんですね。
ヤドカリ先生
ヤドカリ先生 答える人 そこが引っかかりやすいところです。Shortsの概要欄のURLは押せません。 なので、Shortsで伸ばすつもりなら、チャンネルページのリンクを先に整えておいてください。 動画の中で「チャンネルのほうに置いてあります」と言い添えるのも一緒に決めておくと、 伸びたときに取りこぼしません。

宣伝が許される範囲と作法

YouTubeでは、外部へのリンクが段階的に開放される作りになっています。 これはスパム対策としての仕組みなので、そこを回り込もうとする動きは、 そのままアカウント側の問題になります。作法として押さえておく点は次のとおりです。

  • リンクは機能として開放されるもの、と考える。 概要欄のリンクは「高度な機能」、動画内のリンクはYPPと、それぞれ条件を満たして使えるようになります。 条件を満たしていない段階では、使える場所(チャンネルページのリンク)の中で組み立てます。
  • Shortsの概要欄でリンクが押せないのは仕様。 スパム対策として変更されたものなので、別の書き方で押せるようにする、という発想には向かわないでください。
  • コミュニティガイドライン違反の警告を受けない。 警告があるとYPPに参加できず、動画内からのリンクも使えないままになります。 収益化だけでなく、集客の導線もここに紐づいています。
  • 2段階認証を設定しておく。 YPPの参加条件に含まれています。条件を満たしてから慌てないよう、先に設定しておくほうが手間がありません。

流入を得る手順

この手順は、紹介したいサイトやアプリが公開されている前提のものです。まだ公開前であれば、 手順1と手順2(チャンネルを作り、認証を進めるところ)まで済ませておくと、 公開後すぐに動画を出せます。認証には日数がかかることがあります。
1

チャンネルを作り、2段階認証を設定する

Googleアカウントからチャンネルを作ります。あわせてアカウントの2段階認証を設定します。

迷いやすいところ: 2段階認証は後々のYPPの参加条件に含まれています。動画を作り始めてからだと後回しになりがちなので、最初にまとめて済ませておくほうが手間がありません。

2

「高度な機能」の認証を進める

電話番号での認証を行い、必要に応じて本人確認を進めます。これが概要欄の外部リンクの前提になります。

迷いやすいところ: 本人確認は審査に日数がかかることがあります。動画を公開する日から逆算して、先に出しておいてください。ここが通っていないと、概要欄にURLを書いてもクリックできる形になりません。

3

チャンネルページのリンクを先に整える

自分のサイトのURLをチャンネルのプロフィールに設定します。チャンネルページには最大14個まで表示できます。

迷いやすいところ: ここは誰でも設定できて、Shortsから来た人の行き先にもなります。概要欄が使えるようになるまでの間、ここが唯一の出口になるので、動画を出す前に済ませておきます。

4

最初の1本は「使っているところ」にする

作ったものの画面を録画し、実際に操作している様子を見せます。紹介より、動かしている場面を長く取ります。

迷いやすいところ: 機能の一覧を話すと、見ている人には何ができるのか伝わりません。「この作業が面倒」という場面から入って、そのまま解決する画面を映すと、最後まで見てもらいやすくなります。

5

概要欄と動画の中で、行き先を案内する

概要欄の最初の数行にリンクを置きます。Shortsの場合は、概要欄ではなくチャンネルページへ案内します。

迷いやすいところ: 概要欄は最初の2〜3行しか表示されず、残りは折りたたまれます。長い挨拶から書き始めると、リンクが隠れたままになります。

6

再生回数ではなく、サイトの訪問数で判断する

サイト側の計測で、YouTubeから来た人数を見ます。

迷いやすいところ: 長編とShortsでは導線が違うので、まとめて見ると原因が分かりません。どちらから来ているかを分けて見ると、次にどちらを作るかを決められます。

サイト側に来た人数を見るには、 アナリティクス を先に入れておく必要があります。 動画は公開後も長く見られるので、後から効いてくる分を拾うためにも、最初の1本を出す前に用意しておくとよいです。

他の動画・画像チャネルとの違い

同じ動画や画像のチャネルでも、リンクを置ける場所の条件は違います。3つを並べると次のようになります。

  • YouTube: チャンネルページのリンクは誰でも置けて、最大14個まで表示できます。 概要欄のリンクは「高度な機能」、動画内のカード・終了画面はYPPと、条件が分かれています。 長編の概要欄のURLはクリックできますが、Shortsの概要欄のURLはクリックできません。
  • TikTok: プロフィールにリンクを置けるのは、フォロワー1,000人以上、 または認証済みのビジネスアカウントの場合です。キャプションのURLはタップできる形になりません。
  • Instagram: プロフィールに条件なしで置けます。最大5件です。 投稿のキャプションのURLは原則タップできません。

どのチャネルから始めるかを決めたい場合は、 集客の入口のページに他の選択肢もまとめてあります。

よくある質問

概要欄にリンクを置くには、登録者1,000人が要りますか?

概要欄の外部リンクは「高度な機能」に含まれるもので、登録者数ではなく、電話番号認証に加えて十分なチャンネル履歴の蓄積か本人確認のどちらかが条件です。登録者1,000人が関わるのはYouTubeパートナープログラムのほうで、こちらは動画内のカードや終了画面からのリンクに必要になります。

Shortsの概要欄にURLを書けば踏んでもらえますか?

Shortsの概要欄に書いたURLはクリックできません。2023年にスパム対策として変更されたものです。長編動画の概要欄はクリックできます。Shortsを中心にする場合は、チャンネルページのリンクが実際の導線になります。

YouTubeパートナープログラムの条件は何ですか?

チャンネル登録者1,000人に加えて、過去12か月で有効な公開動画の総再生時間4,000時間、または過去90日間で有効な公開Shortsの視聴回数1,000万回のどちらかです。ほかに、コミュニティガイドライン違反の警告がないこと、2段階認証の設定、居住国がYPPの提供対象であることが求められます。

動画を作る時間が取れません。どこから手をつければよいですか?

チャンネルページのリンクを整えるところまでは、動画がなくても進められます。そのうえで、画面録画と声だけの短い動画から始めると、撮影の準備が要らない分だけ続けやすくなります。

まとめ

サイトへの入口が複数あり、それぞれ別の条件が付いているチャネルです。どこから送るかを先に決めるところから始まります。

向いている人

操作の手順や使い方を見せると価値が伝わるものを作っている人。1本に時間をかけられる人。

向いていない人

短い時間で数を出したい人。動画を作る時間を毎週取れない人。