集客
Redditとは?海外の掲示板で作ったものを知ってもらう作法と手順
Redditは英語圏で広く使われている掲示板型のサービスで、作ったものを話題にしてもらえる場所の1つです。ただし宣伝の扱いに厳しく、作法を外した投稿は消えます。このページでは、どこまでが許されるのかという線引きと、投稿までに何をするかの順番を、両方まとめます。
このページの結論
- 一言でいうと
- 話題ごとのコミュニティが集まった掲示板です。宣伝そのものが禁止というより、宣伝しかしない人が弾かれる場所です。
- かかるお金
- 登録・投稿は無料。代わりにかかるのは、投稿先のコミュニティを読んで理解する時間と、英語で書く手間です。
- 向いている人
- 英語で使える形のものを作った人。時間をかけて場に馴染むところから始められる人。
- 向いていない人
- 公開したその日に告知だけして流入を得たい人。日本語の利用者だけを想定したものを作った人。
Redditとは
Redditは、話題ごとに分かれた掲示板が集まっているサービスです。英語圏を中心に使われていて、 個人が作ったものが取り上げられる場としてもよく名前が挙がります。
日本のSNSと違うのは、投稿する場所を自分で選ぶところです。1つの大きなタイムラインに流すのではなく、 「この話題を扱う場所」に持ち込む形になります。そのため、場所ごとの決まりごとを知っているかどうかで 結果が変わります。
宣伝が許される範囲
Redditで最もよく引用されるのが「9対1」という比率の話です。この言葉は正しく位置づけないと、 かえって危ない使い方になります。
では何を見ればよいのかというと、公式に明記されているのはこちらです。 全redditorとコミュニティは共通のルールで動き、その上に各コミュニティが独自のルールを定められる、 そして両方に従うこと、と説明されています。
| Reddit全体のルール | コミュニティごとのルール | |
|---|---|---|
| 決めている人 | Reddit運営 | そのサブレディットの管理人 |
| 書いてある場所 | 公式ヘルプ | そのサブレディットのサイドバーとwiki |
| 適用される範囲 | すべてのコミュニティ | そのサブレディットの中だけ |
| 内容の例 | スパム、なりすまし、権利を侵害する投稿の禁止など | 宣伝してよいか、投稿の形式、参加の条件など。場所ごとに違う |
| 確認のしかた | 公式ヘルプのルールのページを読む | 投稿する前に、そのサブレディットのページで読む |
どちらか一方ではなく、両方に従う形です。「全体のルールに書いていないから大丈夫」は通りません。
やると止まること
ここは知らずにやってしまう人が多いところなので、先に書きます。 Redditには自動でスパムを判定する仕組みがあり、公式にも次のように説明されています。
- 短い期間に大量の投稿をすると、その後の投稿がスパムフィルタに自動でブロックされることがあります。 公開初日に複数のサブレディットへ同じ告知を投げる、といった動きがこれに当たります。
- より重い場合、shadow ban(シャドウバン)が起こりえます。 自分の画面では投稿も投票も表示されているのに、ほかの人には見えていない状態です。 止められたことに気づかないまま投稿を続ける形になるため、被害が大きくなります。
- 同じ内容の大量投稿、大量のタグ付けやダイレクトメッセージ、古い投稿の使い回し、 リンク先を偽る書き方、複数アカウントを使った票の水増しは、スパムポリシーで違反例として挙げられています。 違反はアカウントの停止(一時的または恒久的)につながります。
逆にいうと、1つのコミュニティに、そこのルールに沿った形で出す限り、こうした判定に触れる場面は多くありません。 危ないのは「一気にたくさんの場所へ出す」動き方です。
流入を得るまでの手順
順番を守ると、上に書いた止まり方をほぼ避けられます。逆に、この順番を飛ばして投稿から始めると、 消された理由が自分では分からないまま終わります。
- 01 アカウントを作る 登録は無料
- 02 読む側で参加する コメントと投票
- 03 ルールを読む サイドバーとwiki
- 04 投稿する 作ったものを出す
「ルールを読む」の工程を省くと、投稿が消えたときに原因を特定できません。
アカウントを作る
メールアドレスで登録します。費用はかかりません。表示名は、あとから作ったものと結びつけて見られるので、使い捨てにしない名前にしておきます。
迷いやすいところ: いきなり作ったものの名前をアカウント名にすると、宣伝目的の新規アカウントだと見られやすくなります。自分の名前として使える形にしておく方が動きやすいです。
しばらく読む側で参加する
興味のあるサブレディットをいくつか見て、ほかの人の投稿にコメントしたり投票したりします。どんな投稿が伸びていて、どんな投稿が冷たく扱われているかを見ます。
迷いやすいところ: ここを飛ばしたくなりますが、飛ばすと投稿の形が場に合いません。作ったものを出す前の段階でも、この時間は無駄になりません。
出す先のサブレディットを1つ決める
個人が作ったものを扱う場所として、r/SideProject や r/indiehackers といったサブレディットの名前がよく挙がります。自分のものと話題が合うところを選びます。
迷いやすいところ: サブレディットごとに、投稿するための条件(karmaと呼ばれる評価点の下限や、アカウントを作ってからの日数など)が設けられていることがあります。条件はその場所ごとに違うので、次の手順で確かめます。
投稿する前に、そのサブレディットのルールを読む
サブレディットのページのサイドバー(スマホでは概要の欄)と、用意されている場合はwikiに、その場所のルールが書かれています。宣伝を扱う曜日が決まっていたり、投稿の形式が指定されていたりします。
迷いやすいところ: ルールの内容はサブレディットごとに違うので、ほかの場所で通った書き方がそのまま通るとは限りません。読む対象は、これから出す場所のルールです。
作ったものを1か所に出す
何を作ったか、なぜ作ったか、どこでつまずいたかを書きます。宣伝文ではなく、経緯の共有として読める形にします。
迷いやすいところ: 複数のサブレディットに同時に同じ文章を出すと、スパム判定に触れます。反応を見てから次を考える方が、結果として長く投稿を続けられます。
コメントに返信する
質問や指摘が付いたら答えます。厳しい指摘が来ることもありますが、そこでのやり取り自体が読まれます。
迷いやすいところ: 投げっぱなしにすると、宣伝だけしに来た人だと見なされます。投稿した日は、返信できる時間を確保しておくと動きやすいです。
来た人の数を見る
どれだけサイトに来たかをアクセス解析で確認し、次にどの場所へ出すかを考えます。
迷いやすいところ: 票の数と、実際にサイトへ来た数は別です。票が伸びなくても流入があることも、その逆もあります。
注意点
Redditは、宣伝そのものを禁じている場所ではありません。禁じられているのは、 会話に参加せず宣伝だけを繰り返すことと、それを複数の場所や複数のアカウントで同時にやることです。 この違いを押さえておくと、どこまでやってよいかの判断が付きます。
もう1つ、英語で書く負担があります。翻訳の道具を使うにしても、 その場所で使われている言い回しから外れると、宣伝文だと見抜かれやすくなります。 先に読む側で参加する期間を取ることは、この点でも効いてきます。
なお、投稿から実際に何人来たのかは、 アクセス解析 を入れておかないと分かりません。 票やコメントの数だけを見ていると、当たったかどうかの判断を取り違えます。 ほかのチャネルとの使い分けは集客のページにまとめています。
よくある質問
9対1の比率を守れば、宣伝しても大丈夫ですか?
安全の保証にはなりません。9対1はReddit公式ヘルプのReddiquetteというページに載っていますが、そのページ自体が利用者による非公式な価値観の表明だと説明されています。正式なスパムポリシーの側には数値の基準がありません。従うべきはReddit全体のルールと、投稿先のサブレディットのルールです。
複数のサブレディットに同じ投稿を出してもいいですか?
短い期間に大量の投稿をすると、その後の投稿がスパムフィルタに自動でブロックされることがあると公式に説明されています。重い場合は、自分には見えているのにほかの人には見えていない状態(shadow ban)になることもあります。1か所ずつ、反応を見ながら出す形が安全です。
作ったばかりのアカウントでも投稿できますか?
サブレディットごとに、karma(評価点)の下限やアカウントを作ってからの日数といった条件が設けられていることがあります。条件は場所ごとに違うので、投稿しようとしているサブレディットのルールで確認してください。
日本語で投稿してもいいですか?
日本語を扱うサブレディットもありますが、英語圏の利用者に届けたい場合は英語で書くことになります。訳した文章をそのまま出すより、その場所でよく使われている言い回しに寄せる方が読まれやすくなります。
まとめ
話題ごとのコミュニティが集まった掲示板です。宣伝そのものが禁止というより、宣伝しかしない人が弾かれる場所です。
向いている人
英語で使える形のものを作った人。時間をかけて場に馴染むところから始められる人。
向いていない人
公開したその日に告知だけして流入を得たい人。日本語の利用者だけを想定したものを作った人。