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QiitaとZennとは?宣伝が許される線引きと記事から流入を得る手順
作ったものを日本語で知ってもらう場所として、技術記事を投稿できるQiitaとZennがあります。どちらも宣伝が主目的の記事を規約で禁止しているので、知らずに書くと記事が消えることがあります。このページでは、公式に書かれている線引きと、記事から自分のサイトへ来てもらうまでの手順を説明します。
このページの結論
- 一言でいうと
- 技術の解説が主目的で、その中で自作サービスに触れるなら書けます。集客が主目的だと規約に触れます。判断されるのは記事の目的です。
- かかるお金
- 登録も投稿も無料です。かかるのはお金ではなく時間で、1本を書き上げるのに数時間かかることが多いです。
- 向いている人
- 自分が詰まって解決したことを言葉にできる人。日本語を読む開発者に届けたい人。
- 向いていない人
- サービスの紹介文だけを書きたい人。技術の中身を書かずに流入だけ得たい人。
QiitaとZennとは
どちらも、技術記事を書いて公開できる日本語のサービスです。読み手の多くが開発をしている人なので、 自分が作ったものの中身を書くと、同じことで詰まっている人に届きます。 自分のブログに書くのと違い、公開した時点で読み手がいる場所に置ける点が違いです。
ただし、置き場所を借りている以上、そこの決まりに沿う必要があります。 2つとも「宣伝が主目的の記事」を規約で扱っていて、ここを外すと記事が消される可能性があります。 先にその線から見ていきます。
どこまでが解説で、どこからが宣伝か
ここがこのページの中心です。両方とも、判断の基準に置いているのは 記事の「主目的」です。自作サービスの名前を出したかどうかではありません。
Qiitaは、利用規約で 「客観的に宣伝広告や販売を主目的とすると判断される記事の投稿」をしないことと定めています。 そのうえで、コミュニティガイドラインに 「自社や自作の技術的な解説等を主目的としている記事は、宣伝や販売には当たらない」 と明記しています。 つまり、技術の解説が主目的の記事の中で自作サービスに触れることは、宣伝には当たらないと公式に書かれています。
Zennは、2025年6月5日の規約改定で 「広告や採用を主な目的とする記事」を違反対象として明記しました。 それ以前は、宣伝について明文の禁止規定がありませんでした。 コミュニティガイドラインでも、製品や採用の宣伝が主目的の投稿は避けるものとされ、 実体験や個人の考察を含む技術記事がすすめられています。
規約に書かれていることを並べる
| Qiita | Zenn | |
|---|---|---|
| 宣伝についての決まり | 利用規約で「客観的に宣伝広告や販売を主目的とすると判断される記事の投稿」を禁止 | 2025年6月5日の規約改定で「広告や採用を主な目的とする記事」を違反対象として明記。それ以前は明文の禁止規定なし |
| 自作の技術解説の扱い | コミュニティガイドラインに「自社や自作の技術的な解説等を主目的としている記事は、宣伝や販売には当たらない」と明記 | ガイドラインで、実体験や個人の考察を含む技術記事をすすめている。製品や採用の宣伝が主目的の投稿は避けるものとされている |
| アフィリエイトについて | 利用規約の禁止事項に「検索サイト最適化またはアフィリエイトを目的とする投稿行為」を明示 | 名指しで禁止する記述は、このページを書いた時点では確認できていません |
| スパム・低品質として挙げられているもの | 誹謗中傷や差別的表現、犯罪を助長する内容、文章として成立していないメモや走り書き | 機械が生成した文章、重複投稿、内容に見合わないタイトル、出典を明記しない引用 |
ここに並べたのは、それぞれの規約とガイドラインに書かれている内容です。 どちらが優れているという比較ではありません。書く前に、投稿する側の決まりを読んでおくためのものです。
記事が消される側に寄る書き方
- アフィリエイト目的の投稿:Qiitaは利用規約の禁止事項に 「検索サイト最適化またはアフィリエイトを目的とする投稿行為」を挙げています。 商品を紹介して報酬を受け取る アフィリエイト のために記事を書く形は、 Qiitaでは禁止事項に当たります。
- タイトルと中身が合っていない記事:Zennは「内容に見合わないタイトル」を禁止事項に挙げています。 読まれたくてタイトルを大きくすると、ここに当たります。
- 出典を書かない引用:Zennは出典を明記しない引用を禁止事項に挙げています。 他の記事や公式ドキュメントから文章を持ってきたら、どこから引いたかを書きます。
- 同じような記事を並べること:Zennは重複投稿や機械が生成した文章をスパムとして挙げています。 生成AIを使うこと自体は禁止されていませんが、正確さを確かめずに投稿することや、 フォロワーを増やす目的で記事を量産することは、避けるべき行為として書かれています。
- 文章として成立していない投稿:Qiitaは、文章になっていないメモや走り書きの投稿を禁止しています。 自分用のメモをそのまま貼る形は対象になります。
記事から自分のサイトへ来てもらうまで
- 01 技術の解説を書く 詰まった箇所と直し方
- 02 同じことで詰まった人が読む 検索や一覧から
- 03 自分のサイト 解説の中で触れたリンク
真ん中を飛ばして端の2つだけをつなごうとすると、宣伝が主目的の記事になります。読まれる理由を作るのが真ん中の役割です。
どちらに書くか決める
QiitaとZennのどちらか一方を選び、そこに投稿します。どちらも登録は無料です。
迷いやすいところ: 同じ記事を両方に出す形は、Zennが挙げている重複投稿に当たるかどうかの判断が要ります。最初のうちは片方に決めておくと迷いません。
題材を「自分が詰まって解決したこと」から選ぶ
作っている途中で止まった箇所、調べても出てこなかった設定、動かなかった原因などを題材にします。
迷いやすいところ: サービスの紹介から書き始めると、記事全体の目的が宣伝の側に寄ります。題材の選び方の時点で、線のどちら側に立つかが決まります。
技術の解説として書く
何をしようとして、どこで止まって、どう調べて、どう直したかを順に書きます。うまくいかなかった方法も書くと、同じ道を通る人の役に立ちます。
迷いやすいところ: 他の記事や公式ドキュメントから文章を引いたら、出典を書きます。出典を明記しない引用は、Zennでは禁止事項に挙げられています。
自作サービスに触れるなら、解説の一部として置く
「この処理は自分が作った◯◯で動かしている」のように、解説の流れの中でリンクを置きます。
迷いやすいところ: 公開前に、記事全体を上から読み返してください。技術の話がリンクへの前振りになっていると感じたら、それは主目的が入れ替わっている状態です。
タイトルを中身に合わせる
記事の中で実際に書いたことを、そのままタイトルにします。
迷いやすいところ: 中身より大きなタイトルを付けると、Zennでは「内容に見合わないタイトル」に当たります。読まれたい気持ちが出やすい場所なので、公開前に一度確かめます。
公開して、来た人の動きを見る
公開後、自分のサイト側の記録で、記事からどれだけの人が来たかを見ます。
迷いやすいところ: 1本で結果が出るものではありません。数本書いてから、どの題材が読まれたかを見る方が分かります。公開直後の数字だけで判断すると、続ける材料が残りません。
最後の手順で見る数字は、自分のサイトに入れた アクセス解析 で確認できます。
よくある質問
記事の中で自作サービスのリンクを貼ってもよいですか?
Qiitaのコミュニティガイドラインには、自社や自作の技術的な解説等を主目的としている記事は宣伝や販売には当たらない、と明記されています。技術の解説が主目的であることが前提です。
宣伝が主目的だと判断されると、どうなりますか?
Qiitaは利用規約で、運営が記事を非公開にしたり削除したりできると定めています。モデレーションは原則としてユーザーからの通報が起点です。
アフィリエイトリンクを入れた記事は投稿できますか?
Qiitaは利用規約の禁止事項に「検索サイト最適化またはアフィリエイトを目的とする投稿行為」を挙げています。アフィリエイトを目的とした投稿は禁止事項に当たります。
Zennはいつから宣伝記事を禁止しているのですか?
2025年6月5日の規約改定で「広告や採用を主な目的とする記事」が違反対象として明記されました。それ以前は、宣伝についての明文の禁止規定がありませんでした。
生成AIで書いた記事を投稿してもよいですか?
Zennでは生成AIの利用そのものは禁止されていません。ただし、正確性を確認せずに投稿することや、フォロワー獲得を目的とした記事の乱造は、避けるべき行為として書かれています。
他の集客の入口と合わせて考える
記事の場所は、集客の入口の1つです。同じ記事が はてなブックマークで広がることもあります。 他にどんな入口があるかは、 集客のページにまとめています。
出典
このページの規約・ガイドラインの記述は、以下をもとにしています(2026年8月に確認)。
- Qiitaの禁止事項・記事の削除: Qiita 利用規約
- 自作の技術解説の扱い: Qiita コミュニティガイドライン
- 記事の書き方についての方針: Qiita 記事投稿ガイドライン
- 2025年6月5日の規約改定: Zenn「利用規約の改定について」
- Zennの禁止事項・すすめられている記事: Zenn コミュニティガイドライン / Zenn 利用規約
まとめ
技術の解説が主目的で、その中で自作サービスに触れるなら書けます。集客が主目的だと規約に触れます。判断されるのは記事の目的です。
向いている人
自分が詰まって解決したことを言葉にできる人。日本語を読む開発者に届けたい人。
向いていない人
サービスの紹介文だけを書きたい人。技術の中身を書かずに流入だけ得たい人。