集客
Instagramで個人開発の集客はできる?リンクの置き方と宣伝の作法
Instagramは、自分のサイトへのリンクをプロフィールにすぐ置けます。壁はその手前ではなく、投稿を見た人をそのリンクまで運ぶところにあります。このページでは、リンクを置ける場所と置けない場所、宣伝が許される範囲と作法、そして流入を得るまでの手順を説明します。
このページの結論
- 一言でいうと
- サイトへの入口は最初から置けるのに、投稿からその入口まで人を運ぶのが難しいチャネルです。
- かかるお金
- 登録も投稿も無料です。代わりにかかるのは画像や短い動画を作る時間で、1本あたり20分から1時間ほどになります。撮影や加工を凝るほどこの時間が増えるので、本業がある人はどこまで作り込むかを先に決めておくと続きます。
- 向いている人
- 画面や成果物が画像で伝わるものを作っている人。継続して投稿する時間を確保できる人。
- 向いていない人
- 記事へのリンクを踏んでもらうことが目的の人。1回の投稿で大きな流入を得たい人。
Instagramを集客の入口として見ると
Instagramは、画像と短い動画を中心にしたSNSです。集客の入口として見たときの特徴は、 プロフィールに自分のサイトへのリンクを条件なしで置ける一方で、 投稿そのものからサイトへ移動してもらう道が用意されていないことです。
見てもらう部分と、来てもらう部分が切り離されている、と考えると分かりやすくなります。 このページでは、その切れ目をどう埋めるかを中心に説明します。
リンクを置ける場所と、置けない場所
Instagramでリンクを扱える場所は限られています。まず、置ける側から確認します。
- プロフィール。公式ヘルプに、Instagramのプロフィールにはウェブサイトを5つまで追加できると 書かれています。フォロワー数の条件はありません。以前は1つだけという制限がありましたが、 これは撤廃済みです。古い解説を見て「リンクは1つしか置けない」と思い込む必要はありません。
- ストーリーズのリンクスタンプ。24時間で消える投稿に、リンクのスタンプを貼れる機能です。 かつて「フォロワー1万人以上が条件」と言われていましたが、 現在の公式ヘルプにはフォロワー数の条件についての記載自体がありません。 ネット上には当時の情報が大量に残っているので、 その数字を見て諦める前に、自分のアカウントで貼れるかどうかを確かめてください。
一方、置けない側です。通常の投稿のキャプションに書いたURLは、原則としてタップできません。 読んだ人はURLをコピーして貼り付ける必要があり、そこまでする人はごく一部です。 つまり、投稿がどれだけ見られても、その投稿から直接サイトへ来てもらう形にはなりません。
| 投稿のキャプション | プロフィールのリンク | |
|---|---|---|
| リンクは踏めるか | 原則タップできない | タップできる |
| 必要な条件 | — | 公式ヘルプにフォロワー数の条件の記載はない |
| 置ける数 | — | 最大5件 |
| 見てもらえる期間 | 投稿は残る | 設定している間ずっと |
| 向いている使い方 | 中身を知ってもらう。リンクは案内に留める | サイトへの出口。ここに全部を集める |
- 01 投稿を見る フィードやリールで表示
- 02 プロフィールを開く 投稿では踏めないのでここを経由
- 03 リンクを踏む 最大5件まで設置できる
- 04 自分のサイト 訪問
「プロフィールを開く」の一段が、この形の弱点です。投稿の中でここを案内していないと、興味を持った人でも行き先が分からずに離れます。
宣伝が許される範囲と作法
Instagramには、宣伝を含む投稿の扱いを定めたブランドコンテンツポリシーがあります。 自分のサービスを紹介するだけなら関係が薄いように見えますが、 誰かと組んで紹介し合う形になった時点で関わってくるので、先に押さえておいてください。
- タイアップ投稿ラベルで、提携相手をタグ付けする。 ブランドコンテンツを作るときは、このラベルを使って提携相手のブランドをタグ付けするよう定められています。 「宣伝だと分かる書き方にしておく」ではなく、決められた機能を使って示す形です。
- 開示できる場所は複数ある。 フィード、ストーリーズ、リール、ライブなど、投稿の種類ごとに開示の手順が用意されています。 リールだけ開示を忘れる、という取りこぼしが起きやすいところです。
- 相手側にもプロアカウントが要る。 タグ付けされるブランドの側もプロアカウントを持っている必要があります。 個人同士で紹介し合う場合は、この点を先に確認しておくと止まりません。
アフィリエイト のリンクを使う場合も、他社の商品を紹介して報酬を受け取る形になるため、 この開示の考え方が関わってきます。報酬の有無を隠したまま紹介しない、というのが基本の線です。
流入を得る手順
プロアカウントにする
設定からプロアカウントに切り替えます。無料です。どの投稿が見られているか、プロフィールのリンクが何回踏まれたかを見られるようになります。
迷いやすいところ: 個人用のままだと、投稿ごとの数字が見られません。後から切り替えることもできますが、切り替え前の期間はさかのぼって見られないので、始める時点で切り替えておくと比較ができます。
1枚目で内容が分かる画像にする
作ったものの画面や、使っている場面を画像にします。文字を入れる場合は、縮小しても読める大きさにします。
迷いやすいところ: スマホの一覧では小さく表示されます。手元のパソコンで見て読めても、実際の見え方では潰れていることがあります。投稿前にスマホで確認してください。
プロフィールのリンクを整える
自分のサイトのURLをプロフィールに設定します。最大5件まで置けるので、行き先が複数あるなら分けて設定します。
迷いやすいところ: URLだけ並べても、その先に何があるか分かりません。「ツール本体」「使い方の記事」のように、行った先で何が見られるかが分かる名前を付けます。
投稿の中でプロフィールを案内する
キャプションのURLはタップできないので、「プロフィールのリンクから見られます」と本文に書きます。画像の中に入れておくのも有効です。
迷いやすいところ: キャプションの末尾にだけ書くと、折りたたまれて読まれません。冒頭の1行か、画像の中に入れておくほうが届きます。
ストーリーズでリンクを試す
ストーリーズの投稿画面でリンクスタンプが使えるかを確認します。使える場合は、そこから直接サイトへ送れます。
迷いやすいところ: かつて言われていたフォロワー1万人という数字は、現在の公式ヘルプには書かれていません。使えるかどうかは、自分のアカウントの投稿画面で確かめるのが確実です。
プロフィールが開かれた数と、サイトの訪問数を分けて見る
投稿の反応、プロフィールが開かれた数、サイトへの訪問数の3つを分けて見ます。
迷いやすいところ: どこで人が減っているかで、直す場所が変わります。投稿は見られているのにプロフィールが開かれないなら案内の問題、プロフィールは開かれているのに訪問がないならリンクの見せ方の問題です。まとめて見ていると、どちらか判断できません。
サイト側に来た人数を見るには、 アナリティクス を先に入れておく必要があります。 Instagram側の数字とサイト側の数字は別々に取ることになるので、 投稿を始める前に両方そろえておくと、どこで人が減っているかを追えます。
TikTok・YouTubeとの違い
同じ画像や動画のチャネルでも、リンクを置ける場所の条件はそれぞれ違います。 Instagramは、この3つの中では入口を置くところの条件がいちばん軽い側です。
- Instagram: プロフィールに条件なしで置けます。最大5件です。 投稿のキャプションのURLは原則タップできません。
- TikTok: プロフィールにリンクを置けるのは、フォロワー1,000人以上、 または認証済みのビジネスアカウントの場合です。始めたばかりでは置けない期間があります。 キャプションのURLはタップできる形になりません。
- YouTube: チャンネルページのリンクは誰でも置けて、最大14件まで表示できます。 ただし概要欄のリンクや動画内からのリンクには別の条件が付き、Shortsの概要欄のURLはクリックできません。
どのチャネルから始めるかを決めたい場合は、 集客の入口のページに他の選択肢もまとめてあります。
よくある質問
プロフィールのリンクは1つしか置けませんか?
公式ヘルプには、Instagramのプロフィールにはウェブサイトを5つまで追加できると書かれています。以前の「1つだけ」という制限は撤廃済みです。行き先が複数あるなら分けて設定できます。
投稿のキャプションにURLを書けば踏んでもらえますか?
通常の投稿のキャプションに書いたURLは、原則としてタップできません。読んだ人はコピーして貼り付けることになるため、実際にはプロフィールのリンクへ案内する形になります。
ストーリーズのリンクは、フォロワー1万人からですか?
かつてそう言われていましたが、現在の公式ヘルプにはフォロワー数の条件についての記載自体がありません。使えるかどうかは、自分のアカウントの投稿画面でリンクスタンプが出るかを確かめるのが確実です。
他の人のサービスを紹介するときは、何か必要ですか?
ブランドコンテンツポリシーで、タイアップ投稿ラベルを使って提携相手のブランドをタグ付けするよう定められています。フィード、ストーリーズ、リールなどで開示でき、タグ付けされる相手側もプロアカウントを持っている必要があります。
まとめ
サイトへの入口は最初から置けるのに、投稿からその入口まで人を運ぶのが難しいチャネルです。
向いている人
画面や成果物が画像で伝わるものを作っている人。継続して投稿する時間を確保できる人。
向いていない人
記事へのリンクを踏んでもらうことが目的の人。1回の投稿で大きな流入を得たい人。