開発ツール
GitHubとは?コード管理と自動処理の役割をわかりやすく解説
AIにコードを書いてもらう作り方では、直してもらった結果おかしくなる場面が出てきます。そのときに前の状態へ戻せるのが、コードの置き場所と履歴です。このページでは、GitHubが何を記録してくれるのか、自動処理(CI)は何のために使うのかを説明します。
このページの結論
- 一言でいうと
- コードの置き場所であり、いつ・どこを・どう変えたかの記録を残しておく場所です。
- かかるお金
- 個人利用は無料。非公開リポジトリは数の上限なし、自動処理は月2,000分まで無料(超えると従量課金)
- 向いている人
- コードの変更履歴を残しながら開発を進めたい人。自動処理(CI)を使いたい人。
- 向いていない人
- コードをファイルとして手元だけで管理していれば十分な人。
GitHubとは
GitHubは、コードを置いておく場所であり、変更の履歴を記録する仕組みでもあります。 AIにコードを書いてもらう場合でも、「いつ・どこを・どう変えたか」を記録しておくと、 問題が起きたときに元の状態に戻しやすくなります。
- 01 手元のパソコン AIと一緒に直す
- 02 GitHub 置き場所と履歴
- 03 CI(自動処理) 公開用ファイルを作る
- 04 公開先 サーバーやホスティング
真ん中2つがGitHubの担当範囲です。手元と公開先の間に置くことで、記録が残り、以降の作業を任せられます。
| 手元に保存するだけ | GitHubに記録する | |
|---|---|---|
| 壊れたときにできること | 上書き前の状態には戻せない | 動いていた時点まで戻せる |
| 原因の探し方 | 記憶を頼りに探す | 直前に変えた箇所を見る |
| 別のパソコンで続きをやる | ファイルを持ち運ぶ | 取り出して続けられる |
| AIに何度も直してもらう作り方 | どの修正で壊れたか分からなくなる | 1回ごとの差分が残る |
特徴
- コードの変更履歴が残るので、問題が起きたときに、どの変更が原因かを追いやすくなります。
- 非公開のリポジトリ(自分以外が見られない設定)を無料の範囲で作れます。
- GitHub Actionsを使うと、コードを送るたびに自動で ビルド ・テスト・ デプロイ (公開先への反映)までを行えます。
使い方の手順
アカウントを作る
公式サイトから登録します。
リポジトリを作る
プロジェクトごとに1つ作ります。作成時に公開か非公開かを選びます。
迷いやすいところ: 迷ったら非公開にしてください。あとから公開に変えられます。逆に、一度公開したものは、消しても他人の手元に残ることがあります。
送らないファイルを先に決める
GitHubに置いてはいけないファイルの一覧(.gitignoreという名前のファイル)を用意し、パスワードに相当する情報(APIキーや環境変数と呼ばれるもの)が入ったファイルを送信の対象から外します。
迷いやすいところ: まだそういうファイルを作っていない段階でも、多くのひな形に最初から用意されています。AIに開発を頼んでいる場合は「.gitignoreを用意して」と指示すれば足ります。ここを飛ばすと、APIキーの入ったファイルをそのまま送ってしまいます。一度送ると履歴に残るので、あとから消しても完全には消えません。
コードを送る(push)
手元のパソコンにGitという送信用のソフトを入れ、変更をリポジトリに送ります。この送る操作をpushと呼びます。
迷いやすいところ: AIに開発を頼んでいる場合は、AIツールに「変更をGitHubに送って」と指示すれば、この操作もまとめて行えます。何を変えたかを一言添えて送ると、あとから原因を探すときの手がかりになります。
送れたか画面で確かめる
GitHubのページを開き、ファイルが並んでいるかを見ます。
迷いやすいところ: 除外したはずのファイルが混ざっていないか、ここで確認します。混ざっていたら、そのキーは作り直すのが確実です。
自動処理を組む(必要になったら)
GitHub Actionsで、ビルドや公開の手順を設定ファイルに書きます。
迷いやすいところ: 最初から組む必要はありません。手作業が面倒になってからで間に合います。
注意点
サーバーのメモリが小さいと、アプリのビルド(公開用に変換する作業)がその場でできないことがあります。 その場合、ビルドだけを別の環境で行い、できあがったファイルを転送する、という分担のさせ方があります。
よくある質問
コードを書けなくてもGitHubは使えますか?
AIにコードを書いてもらう場合でも、変更をGitHubに記録しておくと、あとから見返しやすくなります。
無料で使えますか?
個人利用なら無料です。非公開リポジトリの数に上限はなく、GitHub Actions(自動処理)も月2,000分まで無料で使えます。それを超えると従量課金になり、支払い方法を登録していない場合は利用が止まります。コードの保管・履歴の記録・非公開リポジトリだけの使い方なら、無料の範囲で足ります。
GitHub Actionsは使うことが前提の機能ですか?
いいえ。コードの保管と履歴管理だけで使うこともできます。自動処理は必要になったタイミングで組めば十分です。
まとめ
コードの置き場所であり、いつ・どこを・どう変えたかの記録を残しておく場所です。
向いている人
コードの変更履歴を残しながら開発を進めたい人。自動処理(CI)を使いたい人。
向いていない人
コードをファイルとして手元だけで管理していれば十分な人。